復讐心と万引き

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復讐心と万引き

私が摂食障害になってからいつも感じていたのは、
「寂しさ」「母から見捨てられるのではないかという不安」
「自分はだれにも相手にしてもらう価値の無い人間だという、
卑下する気持ち」でした。

私は、どうしてもその原点を家庭内不和に感じてしまいました。
そう思えば思うほど、父や母への怒りが沸いてきて、仕方ありませんでした。

私がこんなに苦しむことになったのは両親のせいなのだと思い込み、
その怒りでさらに苦しみました。

どうにかして謝罪させたい、
どうにかして困らせてやりたいというような、
復讐心にも似た気持ちを抱き始めました。

そして、私は万引きを繰り返すようになってしまったのです。
初めは、過食しないためにお金を持たずに外出したとき、
どうしても何か食べたくなってしまい、
お饅頭を万引きしたのが始まりでした。

その後、私は万引きを繰り返し、
しかも堂々とすぐに見つかってしまうような万引きをしました。

もちろん、すぐにつかまりました。そのたびに母が呼び出されました。
母は、私がそんなことをするとは夢にも思わなかったようで、
初めは泣き崩れ、必死に謝っていました。

そんな姿を見て、私は「私はなんてことをしてしまったんだ。
母にこんなことをさせるなんて最低の子供だ。」と、深く反省し、
後悔するような気持ちと、
「お前のせいで私はこんなことをしているんだ。思い知るんだ!」
というような、相反する気持ちがありました。

何度も何度も万引きを繰り返し、そのたびに母を呼び出し、
謝らせ、私はそれが癖のようになってしまい、
自分でもどうしたらいいのかよく分からないような状態に陥っていきました。