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私は、小学校高学年〜中学1年くらいまで両親の相談役でした。
双方から相手に対する不満を聞き、
「そうだね。嫌だよね。」と同意する言葉を並べました。
母の口癖は、「あんな男と結婚すると、人生終わりだよ。」でした。
いつも、「私の人生は終わりだ。」と言っていました。
父は、私に対して「あんな女にだけはなるな。」と言いました。
そして「あんな女にならないために、
ちゃんと勉強していい大学にも行って手に職を付けろ」
と私に言い聞かせました。
兄は、両親の不和が原因で、
中学生になった頃からグレはじめ、
たばこや万引きで補導されるようになりました。
成績も悪く、いつも両親が学校に呼び出されていたのを覚えています。
その後、兄は家に引きこもるようになりました。
コンビニやレンタルショップなどに行く以外は、
全く外に出なくなり、私は兄の姿を1週間くらい見ないときも多々ありました。
そんな兄に対して、両親は腫れ物に触るように接し、
母は兄の食事を兄の部屋まで運んでいました。
母は、「お兄ちゃんは男として尊敬できる人が
家庭にいないからあぁなったのよ。かわいそうに。」と言い、
父は「母親の教育がなっていなかったからあぁなったんだ。
被害者だ。」と言いました。
兄は、家庭の中で「かわいそうな人」として、
どんなことも許される存在になりました。
その頃の私は、自分が両親を支えていかなくては、
この家族はダメになる…という危機感と使命感を持っていました。
ですから、自分を押し殺して精一杯頑張っていたように思います。
正直、内心は「兄にもっとしっかりしてほしい。私のことを守ってほしい。」
というような思いもありましたが、
私が兄に対する不満を述べようものなら、両親から責められました。
「心が弱ってる人に無理なことを言っちゃだめだ。」と怒られました。
そういう時期をすぎて両親が離婚に至り、
私と兄は母の元で暮らし、父は離婚後すぐに他の女性と再婚し、
今まで2度と会うことはありませんでした。
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